・Lil Gnarについて。
・Lil Gnarが語るメジャーとインディーズの重要な違い。
この記事では、様々なビックアーティスト達とコラボし、現在も最前線で活躍しているラッパーLil Gnarについてと、彼が実際に経験したレーベルに関する問題にピックアップして紹介しています。
Lil Gnarとは
Lil Gnar【リル・ナー】(本名:Caleb Samuel Shepard)は、1996年2月生まれ、カルフォルニア出身のラッパーです。
自身のスケートブランド「GNARCOTIC」では、有名スケートブランド「DGK」とのコラボや、Lil yachtyが着用したことで話題となっており、
彼自身もスケーターとして活動するなど、スケートボード、ファッション業界で実績を残していました。
そんなLil Gnarは、2017年から本格的にラッパーとしてのキャリアをスタートさせ、2023年現在までに、Lil Uzi Vert、Lil Skies、Lil Yachtyなどの有名ラッパーや、Bankroll Got ItやDJ Schemeなどのプロデューサーと幅広いジャンルの楽曲をリリースしています。
Lil Gnarの由来は、スラングで「ヤバい」や「最高」といった意味の「Gnarly」から付けられたそうです。
Lil Gnarが語るメジャーとインディーズの違い。
Lil Gnarは初期にリリースされたSingle「Ride Wit Dat Fye」や、それに続くEP「Big Bad Gnar Shit」によって、活動開始後すぐにLA発の独立レーベルであり、IANN DIORやTrippie Reddが所属する『10K Projects』と契約を交わし、順調にキャリアをスタートさせました。
しかし、2018年の加入後リリースしたアルバム『GNAR Lif3』や『FIRE HAZARD』のリリース速度は、Lil Gnarにとって満足なものではありませんでした。
そして、3年後の2021年にレーベルを脱退する結果となってしまいました。
彼はこの時の心境について、
自分ではより早く、より多くの曲をリリースしたいのに、レーベルの人達はあまり動いてくれなかったんだ。
と語っています。
また、メジャーで活動することとインディーズで活動することの違いについて、
「独立してやることのメリットは、より早く曲をリリースできること。自分がやりたいことはなんでもできるんだ。逆にレーベルに入るメリットは、プロモーションや他のアーティストとの関わりが増えることだと思っていたけど、僕は実際に入ったら何も変化がなかった。唯一違う点は、全て自分で支払うかレーベルに任せるかだけだったよ。」
とインタビューで話しています。
プロモーション活動やビックアーティストとのコラボを夢見て大手レーベルに入っても、Lil gnarと同様に大した利益を受けれない場合もあるようです。
まとめ
近年では、有名プロデューサーのTM-88が大手レーベル「Atlantic」に対し、契約料金の未払いについて告発するなど、レーベル絡みの問題が明るみになっています。
実際にレーベルに所属したり、契約する際はしっかりとそのレーベルが機能しているのか確認する必要がありそうです。
・参考記事
https://djbooth.net/features/2021-04-09-lil-gnar-interview-audiomack